Amazonでワイヤレスイヤホンを探していたところ、「TOZO」という会社の製品を見付けました。
他の商品と比べて安く、しかも口コミも高評価です。
でも、「TOZO」なんて名前の会社なんて聞いたことがありません。「とぞ」?
「TOZO」とはどこの国の会社なのでしょうか?
また、TOZO社が販売するワイヤレスイヤホンは不自然にAmazonの評価が高いような気がするのですが、品質面に問題はないのでしょうか。
結論を言います。
「TOZO」社の製品は要注意です。
解説していきます。
Amazonで1年に100万円使う人
- 電化製品はほぼ全てAmazonで揃える
- 特にガジェットは新製品出たら買いがち
- 野菜や肉までAmazonで買っちゃう
「TOZO」は中国の会社だった
TOZOという会社をGoogleで調べたところ、公式サイトが見付かりました。
このサイトによると、TOZOは「米国シアトルに拠点を置く」と書かれています。
TOZOはアメリカの会社なのか?と一瞬思ったのですが、怪しかったので特許情報プラットフォームで調べてみました。
これによると、商標「TOZO」の名義人は「林祈」とあります。
さらに調べたところ、「林祈」という人が執行役員を務める会社を見付けました。
「深圳我购科技有限公司」という中国の会社です。
この会社がTOZOブランドを運営していることが判明しました。
公式サイト上はシアトルにブランドの販売拠点を置いているため紛らわしいですが、
「TOZO」は中国の会社のブランドです。
※ちなみに、読み方は「トーゾー」または「トゾ」でした。
TOZO製ワイヤレスイヤホンの評判・口コミはサクラなのか?
さて、肝心のTOZO製品の評判・口コミを見てみましょう。
例えばTOZOのワイヤレスイヤホンの商品ページを見てみると、口コミはかなり高評価でした。
例えば上記のTOZOワイヤレスイヤホンは評価が「4.3」となっており、かなり高いことがわかります。
口コミを読んでも、「買ってよかった!」「素晴らしい製品です!」という高評価ばかりが並んでいます。
しかし、この評価は正しいのでしょうか?
サクラチェッカーで検証してみました。
はい、とてもわかりやすい結果が出ましたね。
サクラ度は99%ということなので、
TOZOのワイヤレスイヤホンに関するAmazonの口コミはサクラの可能性が高い、という結果になりました。
高評価を鵜呑みにしてはいけなさそうですね。
TOZO製品の「サクラ評価」とは具体的に何をしている?
では、具体的に「サクラ評価」というのは何を指しているのでしょうか?
「サクラ評価」をおおまかに分類すると下記3種類となります。
<サクラ評価の具体的内容>
- 主婦や学生を雇い、お金を払って大量の高評価を付けさせる
- 購入者に対してギフト券を贈り、高評価を依頼する
- 購入者を装い、サクラ業者が自作自演レビューをする
TOZO製品の場合、レビューの数が6万件を超えていますが、この数はイヤホンカテゴリ平均の約100倍です。
明らかに異常な数の高評価レビューが付いているため、サクラ業者の自演レビューが疑われます。
また、高評価をするとギフト券などの特典がもらえることが多く、これが評価を不当に高める一因となっています。
他のTOZO製品の口コミのサクラ度も調べてみた
念のため、他のTOZO製品も調べてみましたが、全てサクラ度が99%(サクラの可能性大)でした。
- TOZO製ワイヤレスイヤホン「air pro 3」:サクラ度99%
- TOZO製ワイヤレスイヤホン「free pro 2」:サクラ度99%
- TOZO製ワイヤレススピーカー:サクラ度99%
Amazon上で無作為にピックアップした製品で以上の結果が出たことから、
TOZO製品に関するAmazonの評価・口コミはサクラの可能性が高い、と言えるでしょう。
高評価を鵜呑みにするのは良くなさそうですね。
ワイヤレスイヤホンのサクラ傾向について
サクラチェッカーによると、Amazonで販売されているイヤホンのうち、56%がサクラレビューにより評価がかさ上げされている可能性があるとのこと。
そのため、Amazon上でワイヤレスイヤホンを購入する際は、サクラのいない製品を見極める必要があります。
まとめ:ワイヤレスイヤホンはどこの会社が良いか
この記事では、
「TOZOってどこの国?」という疑問をお持ちの貴方に向けて、TOZO製品の真実について調査した結果を解説してきました。
Amazon上にはサクラレビューが多いため、サクラを避けて商品を探すのはなかなか大変です。
サクラを避ける最も簡単な方法は「日本メーカーの製品」を探すこと。
私が愛用しているワイヤレスイヤホンはオーディオテクニカ製の「ATH-CKS50TW」というモデルです。
イヤホンって、なかなか自分にピッタリ合った大きさのものが見付からないですよね。
私も、このイヤホンに出会うまでに5個くらい買いました。
電気屋さんで試しに耳にはめてみて、その時はピッタリだと思っても、いざそのイヤホンを付けてジョギングに行くとすぐに取れてしまったり。
ずっとモヤモヤしたままイヤホンを探していたのですが、こちらのオーディオテクニカ製のものは、まさに私の耳にピッタリフィット。
もちろん人によって耳の形は違うので一概には言えませんが、もし自分にピッタリのイヤホンが見付からなくて悩んでいる方は、こちらを試してみてもいいかもしれません。
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